cocoa days

ミニチュアダックス・ココアと飼い主Mayunezuの試行錯誤の日々の記録。

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仕事で都内某所に行っていたのですが、何気なく信号待ちをしていたら、私の横に1頭の犬が立ち止まっていました。ノーリードでしたが首輪をしていて、後ろに自転車に乗った男の子がいたので、この犬は男の子の犬なんだと思いました。

そしたらなんと、犬が赤信号なのに突然走り始めたのです。男の子は追いかけたり呼んだりするそぶりを見せません。そこで初めて、その場にいた人たちみんなが、その犬が迷い犬だと気付いたのです。

「あぶない!!!!」と私は思わず叫びました。周りの人たちもびっくりしてその様子を見ていました。
偶然、信号は青に変わる直前で、車のスピードが遅かったため、犬はひかれることなく渡りきりました。追いかけようとしたのですが、犬は走り去ってしまい、あっという間に見えなくなってしまいました。。。

なんだか、ものすごく苦しい気持ちになりました。犬を飼っている者として、あの犬を保護すべきだったのではないかという気持ちがずっと残っています。

でも、できなかった。

犬はココアよりずっと大きく、ペットOKと規約に書かれていない(規約には「迷惑をかけなければOK」というあいまいなものしかない)うちのマンションで保護することはかなりつらいことでした。それに、人間がそばにいても近寄らずに走って行ってしまう犬を無理に捕まえることも危険だと思いました。

だけど、あのまま走ってどこかに行ってしまったら、車にひかれてしまうかもしれない。すごく心配で、すごく気になって、今もなんだか落ち着きません。一生懸命走れば追いついたかもしれないのに、私は自分の状況を考えて、追いかけるのをやめてしまった。
不幸な犬たちを保護して里親探しの運動を続けている人たちを、心から尊敬しました。本当に大変で難しいことをやってくれているのだなあと……。

あの子は、いまごろどうしているだろう。
今はもう、案じることしかできない。自分の無力さを痛感しました。
クリーム色で、くまちゃんみたいにかわいかったあの子。
どうか無事で、飼い主さんのところに戻っていますように……。
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