cocoa days

ココアはその後、吠えなくなったのと同時に、私に自分からおなかを見せるようになりました。そして、私がマズルを掴むだけでしっぽが丸まります。一緒に遊ぶときはごく普通です。顔はぺろぺろなめますし、普段お気に入りのおもちゃで遊ぶときはいつも私のひざの上です。

成長したのだ、と思います。
でも、なんとなく悲しい気持ちなのはなぜだろう。
なんか、ココアと気持ちが通じ合えなくなっている気がするのです。
昨夜は、ココアは私と目を合わせてくれませんでした。初日からじっと見てくれていた子なのに。

犬をしつけるとき、飼い主側に心の余裕がないとだめだ、とどこかで読みました。本当に、そのとおりだと思います。情緒不安定な自分が犬を飼うなんてことはしてはいけなかったのではないか、ココアが不幸になってしまうのではないか。。。ほんと、ダメな飼い主で申し訳ない……と思います。
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私がケージを覗くと、眠っていたココアはすぐに起きてケージのドアのところでうろうろしはじめました。でも吠えないのです（昨日もそうだった）。くーんとかきゅーんとかいう甘え鳴きもしません。

その後、ちょっとトイレシートを取り替えようと思って後ろを向きました。いつもこのタイミングではすごく吠えるのですが、ココアは「ぶあっ」という感じの、文字で表現できない声を出しました。一生懸命、吠えるのを抑えていたのです。思わず開いてしまう口を、自分の意志で一生懸命抑えているんです。

ケージから出すと、ココアはずーっとひざの上にいて、ずーっと私の手をなめていました。時々首が痛くて「いたたた……」とか言うと、自分がやったのかと思ってココアはパタッと動きを停止します（笑）
私が痛みに苦しむ顔をすると、それを「ふせ」の体勢でじーっと見ていました。そして何を思ったか、自分からベッドに入って眠る体制に入ったのです。まだケージから出して5分も経っていなかったのに。

私に「ちょっと休んでよ」と言ってくれたのかもしれない。
なんか、涙が出るくらいものすごくいとおしくなってしまって、いっぱいいっぱいほめてあげました。

いつもあまりに吠えるので、急に吠えなくなったら病気だと勘違いしてしまうほどだったということで、成長を見逃してしまったわ。
勘弁してやってくださいな（笑）＞ココア
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